SRL studies オリジナル論文①

Maaike A van Houten-Schat, et al. Self-regulated learning in the clinical context: a systematic review. MEDICAL EDUCATION 2018 52: 1008–1015.

Self regulated learningについてのSRを読んでみた。

Maaike先生はオランダにあるGroaningen大学の先生だけれど、Googleではあまり引っかかってこなかった。。。オランダ行ってみたいな~。

What theoretical models have been used to study medical students’ and residents’ SRL in the clinical environment?

18個の論文のうち3つはこのカテゴリのものだった。

Which factors of SRL have been reported to influence medical students and residents?

18個の論文のうち7つはこの要因に関わるものだった。個人の要素では動機や目標設定の能力はもっともプラスの要因として働いていた。文脈の要素では患者と接点を持つことが一番プラスの要因だった。逆にTime pressure(時間に追われている)はマイナスの要素であった。社会的要因としては、コーチや上司、そして同僚といった要素はプラスの要因であった。

Table.1をコピペ(Factors influencing the self-regulated learning of medical students and residents in the clinical environment)

What interventions have been used to support SRL in of medical students and residents? What effects did the interventions have?

18個の論文の内9つがInterventionに関わるものだった。大きく3つの種類に分かれる。1)メンタリングやコーチング、2)ゴール設定や計画の手伝い、3)診察した患者リストやオンライン環境

1)のものについては2つの論文があり、Georgeらは、自分で目標を設定できるようになる。Ahoらは、外科レジデントは、SRLを促すコーチングによって、練習のタスクでは良い成績であり、練習する頻度も増加していた。またコーチングを受けたレジデントの内半数は、他の同僚たちに比べて手技が向上したと報告した。

2)のものについては5つの論文があり、学びの戦略や計画を手伝うことで、自らゴール設定をしたりそのゴールの範囲も広がりを見せた。SRLを実践することをアウトカムにしており、ゴール設定の範囲の広さや学びに対して集中しているかといったところには向上がみられた。

3)のものについては、医学生に出会った患者についての報告をさせるもので、これがどのようにSRLにつながったかの議論はなされていなかった。。。

私見

ユーモアがSRLの向上につながるかをターゲットにこのSRを読み始めたのだけれど、孫引きしないといけないですね。特に外科レジデントにはどんな指導をしたのかは見てみたい。またどんな上司や同僚と出会うとSRLが向上するのかにも興味があるのでこの辺りは精読しよう!ゴール設定のお手伝いはコーチングとはどう違うのかはよくわからないな。。。コーチングはより手取り足取りってことかしら?

医学生にオンラインで出会った症例を登録させてレポートさせるのはすぐにできそうだな。SRLの動機と絡めて症例数やバリエーションは大事って結論は出せそうだな~。

孫引きしたい!

Factors(supervisorに関わる5つの論文)

Intervention(Aho先生の外科レジデントへのコーチング)

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