Humor studies オリジナル論文③

Emily Edwards. “Exploring the use of humour in medical education in the GP small group setting.” Education for Primary Care, DOI: 10.1080/14739879.2018.1509677

GP(一般医:イギリス)でのスモールグループでの医学教育でユーモアを使うことをやってみた(探ってみた)

ずいぶん短いと思ったらDissertion(学位論文)のサマリーでした。

Aim(目的)

4つのResearch questionsがあがっていたよん。

・GPのスモールグループで、ユーモアは学びを促進する手段として使われている?

・GPの研修医はユーモアに関連する学びに気づいている?このことに関してどう思ってる?

・GPのスモールグループ学習の環境でユーモアを用いることのメリットや困難なことは何か?

・私のこの調査からの学びは今後の自分の教育やプロとしてのPracticeに将来どんな影響があるか?

Description

2つのセッションからなる。1つ目は自分は完全なObserverで2つ目はインタビューを実施する(Traineeと)。グループ学習の内容はレコーディングしてセッションの後にすぐに振り返る(振り返りメモあり)。それに基づいて表を作成する。分析手法は”Thematised comparative work”とのこと(質的研究のひとつなのか?)。

6人のグループだったのかな?誰がTraineeでFacilitatorだかはわからないな。。。

Outcomes

多くのユーモアが用いられていた。繊細な問題や難しい議題の際にはそれをうまく扱うのにユーモアが用いられていた(自虐的なものやブラックジョークは特に)。自然でトピックに関連あるものは、Traineeに最も楽しみやすく、受け入れやすい。学びにおけるPositiveなインパクトを与える(やる気の創出、仲間意識の醸造、集中力の改善やキーとなるメッセージの記憶など)。もちろんマイナス要素もあった(攻撃的だったり、性差別、逆に集中力をそいでしまうことも)。

私見

詳しい実験と分析内容を知りたかった。録画や録音は、これで2本目。質問紙を回収した後の分析方法は質的研究の本買ってあるけれど読んでないな。”Thematic (thematised) comparative work”はちょっとキーワードとして覚えておきたい。

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